ブームだから婚活するの?婚活ブームの注意点
2016/12/07
婚活ブームに乗らないといけないの?
今の日本では「~活」という言葉が氾濫しています。「婚活」「妊活」「保活」「終活」などいくら挙げてもきりがないのですが、「活」という言葉をつけるだけで世の中にその行動が認知され、行動を起こしやすくする効果を感じられます。
多くの女性達が特に敏感になっているのは婚活と妊活ではないでしょうか。これまでの認識で言えば、婚活や妊活は敢えて人に言うべきものではないものでしょう。しかし、敢えて言うことで婚活や妊活の間口は広くなるのです。
近年、婚活ブームが到来していると言われています。このブームに乗ってしまって大丈夫なのでしょうか。乗らなければ結婚できないのでしょうか。
今回は婚活ブームの注意点をご紹介しましょう。
結婚できない人が増えた背景
1980年代までは恋愛結婚や職場結婚、お見合い結婚などが多くありました。しかし、1990年代から少しずつ変化が現れ始めます。
1990年代頃から多くの会社では年功序列制度が崩壊し、将来の収入が保証されなくなりました。また、正社員としての雇用が少なくなり、多くの男性が結婚して家族を養うことへの不安を覚え始めました。それに対して女性の社会進出が進み、結婚して男性に養ってもらわなくても自分で生きていける女性が増えていきます。
それだけでなく、独身主義が社会的に認められるようになったことも結婚しない人が増えた要因になっています。
しかし、婚活ブームが到来しているということは結婚したい人が増えているということではないのでしょうか。
婚活は人生を見つめ直す機会
今や幸せな結婚をするためには婚活を避けては通ることができません。しかし、結婚はゴールではないのです。結婚さえすれば幸せになれるわけではないのです。ましてや、独身だからといってかわいそうでも不幸なわけでもありません。
人は長い人生の中でいくつもの大きな決断を迫られます。婚活は、結婚したいのか、子どもは欲しいのか、親の面倒みるのかなど、この先の人生を見つめ直すのにとてもいい機会になります。
じっくり考えて「結婚したい」と思うのであれば婚活を始めたらいいのです。
出会いは数より質
婚活ブームにより婚活支援サービス業者数は今や4000社を超えています。それなのに、結婚したいのにできない人はまだまだいるのです。なぜ出会いの場はたくさんあるのに結婚に至らないのか質問すると多くの人は「理想の人に出会えないから」と答えます。
つまり、出会いの数よりも質が大切だということです。
結婚相談所や婚活アプリなどは多少注意が必要であり、受動的に手当たり次第利用するのはおすすめできません。しっかりとした運営体制が整っているか確認する必要があります。例えば、証明書を必要としないサービスでは結婚しているにも関わらず独身と嘘をついている利用者や、結婚の意思なく異性との出会い探しに利用する人がいることあります。また、営利目的だけの業者や出会い系まがいの業者も存在します。
婚活支援サービス業者を利用するのであれば、しっかりと吟味した業者を利用することをおすすめします。
ただブームだからといって婚活をするよりも、婚活は人生の先行きを見つめ直す機会と捉えるほうが幸せな人生を楽しむことができることでしょう。まずは自分の心に本当に結婚したいのか聞いてみることが婚活の第1歩です。
(画像はプレスリリースより)