ネットでの出会いは怖い? 危険?
2016/11/23
ネットでの出会いイメージが悪くて怖い? 危険?
ネットでの出会いと聞くと、出会い系サイトの、サクラ、詐欺、架空請求などなど・・・
悪いうわさやワイドショーをにぎわしたりしてますから、当たり前のように悪いイメージを持っているかもしれません。
婚活サイトも出会いを提供しているので、それらとごっちゃにされて敬遠されている傾向もあります。
実際、ほとんどのアダルトジャンルの出会い系やSNS、アプリには、サクラがいたり業者や変なアプリコードが入っていたりと、悪徳サイトであることが多いです。
でもその反面、きちんと真面目に運営しているサイトも存在しています。
そもそも出会い系が生まれた当初は、悪徳サイトというものは存在せず、新しいコミュニケーションツールとして爆発的に広がりました。
しかし、男女比が男性に偏りが多く、出会いのチャンスが非常に少ないという問題もありました。
そのため一部の業者がサクラを導入し始め、詐欺まがいの悪徳サイトが増えていったという経緯があります。
ですから、その時に安易な方法へと手を出さなかった良心的な出会い系サイトは数はかなり少ないですが、生き残っているのです。
とはいえ、婚活サイトと混同されがちな(偽装)出会い系サイト。これは想像以上に危険です。
入会審査の甘いザル審査の婚活サイトは避けた方が良さそうです。
サクラや業者ってなに?
実際に危険だ! と言われても、何が危険なのかよくわからないですよね。
ネットの場合、何かの事件に巻き込まれて身の危険を感じるというものではなく、悪徳業者に騙されて個人情報が流出する、騙されてお金を払ってしまうなどの被害がほとんどです。
個人情報が流出すると迷惑メールを大量に送りつけられたり、架空請求の電話がかかってきたりと、想像以上に悲惨なことになります。
そんな被害に合わないためにも、種類とパターンを詳しく紹介しておきます。
基本的にネット出会いでの被害は大きく分けて3種類あります。
- サクラ・キャッシュバッカー
- 出張型風俗・デリバリーヘルス
- 悪徳業者(業者)
サクラ・キャッシュバッカー
サクラ・キャッシュバッカーは、ポイント制の出会いサイトに多く、男性に多くのポイントを使わせるのが目的です。
サクラは、サイト運営側にメールレディという名目で雇われ大量のパソコンの前で一斉にサイト内でサクラ行為を行っています。サイト側としては、より多くの女性会員がいるように偽装できますし、また、男性会員にポイント(お金)をより多く使わせるように誘導するやり取りを永遠と続けられます。
たとえ会う約束を取り付けたとしても、絶対に会えません。平気ですっぽかされます。
キャッシュバッカーは、本物の女性会員ですが、サクラ同様、絶対会えない類の女性です。
キャッシュバッカーは、いわゆるお小遣い稼ぎの女性たちで、一般ユーザが自主的にサクラ行為を行っています。サイトの女性会員側にポイントというものが存在とていて、女性は男性とやり取りするとポイントが貯まっていく仕組みになっています。そのポイントが商品券などと交換できるようになっているわけです。
このキャッシュバックが目的でサイト内で活動している女性をキャッシュバッカーと呼んでいます。
キャッシュバックシステムがあるサイトは要注意です。
この女性たちはそもそも目的が全く違うわけですから、全く会うことができません。
お金やポイントもじゃんじゃん使わされます。
サクラ、キャッシュバッカーを見分けるポイントとしては、
- ちょっとエロい内容、キャッチーな内容でファーストコンタクトを取ってくる。
- のらりくらりと話題をそらして、やり取りを続けようとする。
- 実際に会うという話をそらし続ける。
- マニュアルがあるのか、いまいち会話がかみ合わない。
- 会う約束をすっぽかしても、言い訳をして次の話題に切り替える。
などの特徴があります。
サクラ、キャッシュバッカーという存在を知っていると、大体途中で「ん?」と気がつくと思いますので気を付けてください。
出張型風俗・デリバリーヘルス
これはちょっと分かりやすいのですが、明らかにエロいお誘いで、実際会うと、出張型風俗やデリバリーヘルスの風俗嬢だったというパターンです。営業を出会いサイトで仕掛けてくるので、分かりやすいと言えば分かりやすいですし、巧みに隠語を駆使してくるので、分かる人同士でしかやり取りが成立しないという側面もあります。
相手にしなければ実害はない存在ですが、まあ、真面目な出会いを本気で探している側としては非常に迷惑な存在ではあります。
悪徳業者(業者)
ネット上では「業者」と呼ばれている迷惑な存在です。
業者は主に個人情報を取得して、それを売りさばいている連中と振り込み型詐欺業者がいます。
業者にはいくつかパターンがあります。
- メールアドレス回収業者
- 電話番号回収業者
- LINEのID 回収業者
- 振り込み型詐欺業者
メールアドレス回収業者
メールアドレス回収業者は、相手のスマートフォンや携帯、パソコンで使われている現在アクティブなメールアドレスを入手しようとする業者です。
「このアドレスに連絡してほしい」
「一応アド載せておきます」
この手のことを言われたら、ほぼ間違いなく業者です。
そのアドレスに返信してしまうと、業者はあなたのメールアドレスをGETです。
メールアドレスは迷惑メール業者に売られて変なメールが山のように送られてくることになります。
この手の業者は無作為にメール送信しているケースも多いので、着信メールに見かけたことがあるかもしれません。
出会いの場で、安易に個別のアドレスにメールを送ることは絶対にしない、ぐらいの気持ちでいてください。
電話番号回収業者
電話番号回収業者は、相手の現在使われている電話番号を入手しようとする業者です。
「電話で話したいから番号教えて」
「メールより電話派だから、ポイントも減らないし」
この手のメールが送られてきたら間違いなく業者です。
しかも先に教えてくれと言ってきて、番号をメールで送ると連絡は途絶えます。
電話番号は、メールアドレスより漏れると厄介ですので、絶対に電話番号を晒すようなことはしないでください。
電話番号は振り込め詐欺グループなどに売られ犯罪の引き金になる場合もありますし、債権回収業者を装った脅迫まがいの詐欺グループに渡るケースもあります。少なくとも、電話を主体とした名簿会社に渡り、数年間、迷惑な電話に悩まされることになります。
LINEのID 回収業者
LINEのID 回収業者は、相手のLINE IDを入手しようとする業者です。
メールアドレス回収業者に手口は似てますが、教えてくれと言ってくるのはLINEのIDです。
教えてしまうと、チャットメッセージがあの手この手で送られてきて、知らない出会い系サイトやアダルトサイトに登録させようとしてきます。
ブロック機能で対処は出来ますが、毎回違うIDで送られてくると、大変迷惑です。
振り込み型詐欺業者
言葉巧みにポイントや電子マネーのコードナンバーなどを聞き出そうとしたり振り込ませようとしたりする業者です。
これはもうプロの仕業と言っていい詐欺行為ですが、現金を一度ポイントや電子マネーに交換させて、現金の認識を薄めさせてから振り込ませたり、コードナンバーを送らせたりする手口です。
意外に小口の金額だったり、出会いサイト内での出来事だったりするので、被害を公表しない人が多く、全体をトータルすると莫大な被害額になっていることがあります。
ケースとしてはかなり巧みなので、お金に関するやり取りは基本絶対にやらないでください。
すぐにメアド・電話番号・LINE ID・お金の話をする人は基本的に無視
これら業者の被害に合わないためには、まず、これらのような業者や手口があるということを知っておくことです。知っていれば、あれ? ということが多いですし、パターンも決まってますので、すぐ気がつくと思います。
また、やり取りを始めてすぐ、メールアドレス、電話番号、LINEなどを聞いてくる、もしくは違う場所へ誘うようなアプローチがある人は無視しましょう。基本的には業者だと思ってまず間違いないです。
最低でも5~6回はやり取りして、様子を見るようにしてください。
出会い系、婚活、恋活 サクラや業者が多いのはどこ? いないのはどこ?
アダルト系の出会い、SNS、アプリ
サクラや業者が多いのは、やはりアダルト系の出会い、SNS、アプリです。
ほぼ巣窟と言ってもいいぐらい。
無料サイトなんてのは特に危ないジャンルです。何で稼いでいるの?って感じです。
メル友、友達作り、恋愛系サイト
大手は比較的セキュリティーや監視体制が整っているので、少ない傾向です。
小さいところは結構多め。といった感じです。
少ないとはいえ、登録審査は甘めのところが多いので、メールアドレス回収業者などはチラホラ見かけます。
婚活・恋活系サイト
ほぼ見かけません。
大小関係なく、全く見かけないというサイトも結構あります。
入口である入会審査や身元証明が厳しいサイトほど、サクラや業者ゼロということが多いです。
ただし、婚活サイトと混同されがちな(偽装)出会い系サイトはキャッシュバッカー等が多くいる様子。
会員登録時の入会審査の厳しさが見極める一つのポイントになりそうです。
本気で真面目な出会いを探している身としては、相手も本気であってほしいものです。
安心して本気の出会いを探すのであれば、やはり婚活サイトが一番いいですね。
参考記事:ブライダルネットの評判・評価
また、合コン、街コン、パーティー系のサイトなどは、運営者と直接顔を合わせる機会があるためか、かなり真面目な運営形式を取っている傾向が高いです。
そもそも完全無料や割り切りなどの出会いを公言しているサイトなどは、言われなくても要注意ですよね。悪徳サイトというのは、なにかしらそういった美味しい条件をちらつかせる、サインのようなものがあるものです。
皆さんも悪徳サイトを見抜く目をぜひ養って、運命の出会いを見つけてください。